日本財団 図書館


 

3)河川港のイメージ
淀川におけるコンテナ輸送の主な対象貨物は河口にある大阪港発着の外貿コンテナのうち、淀川沿岸地域及び名神高速道路や中国自動車道の沿道地域で生産、消費されるコンテナと考えられる。これらのコンテナを枚方市付近の河川港を利用して大阪港との間の輸送を行う方式が考えられる。さらに、外国の港湾発着のコンテナを直接河川港で揚積することも考えられる。

図6−11 淀川利用のコンテナ輸送パターン

115-1.gif

淀川の河川港の位置は「川幅・水深・河川敷の広さ」、「広域交通体系へのアクセス」、「周辺への影響」という点で選考すべきであろう。大阪港の背後圏のうち大阪市内など大阪市に近いエリアに発着するコンテナではなく、名神高速道路や中国自動車道の沿線地域に発着するコンテナを河川港で淀川へ接続し、交通混雑の激しい大阪都心部を通過せずに大阪港や外国との間の輸送を行う方式である。淀川の河川港の位置としては、用地の余裕があり、将来は第2名神高速道路へのアクセス利便性が高くなる枚方市付近が考えられる。
河川港のイメージとしては、荒川において考えられたものを参考として以下に示す。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION